オーラルフレイル予防のための
インプラント治療
加齢とともに、噛んだり、飲み込んだり、話したりといった口腔機能が衰えた状態になることを「オーラルフレイル」と言い、全身の機能低下の前兆とされています。
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オーラルフレイルになると…
口の中のトラブルでうまく噛めなくなると、食べて摂取できる栄養が偏り、食事の楽しみや体力も減退します。また口腔の機能が落ちることで、発音や会話、呼吸などの機能が低下し、外出や運動、人と会うことがおっくうになっていきます。これが運動不足による体力低下や精神的な老化につながり、生きる意欲や活発さの低下になっていくと考えられています。
高齢の方にインプラントをおすすめする理由
オーラルフレイルを防ぐためには、まず、歯の欠損を補うことが前提になります。
1本の歯を抜けたままにすると、噛み合わせが狂い、周囲の歯がぐらつき、全身の骨格にアンバランスが生じ、「噛む力」を維持することができません。
歯を失った場合の対策として、入れ歯・ブリッジ・インプラントがありますが、当院では、選択肢の一つとしてインプラントをおすすめしています。
§1.
しっかり噛める
歯の抜けた部分に人工の歯を埋め込むインプラントは、天然歯と同等のしっかりした噛み心地が特徴です。
入れ歯とは異なり、食べ物の食感・味・温度が伝わります。咀嚼がおっくうにならず、脳の活性化にもつながります。
§2.
入れ歯よりも手入れがしやすい
入れ歯は、毎日取り外し、清掃・洗浄する必要があり、お手入れの手間が負担になる場合もあります。
その点、インプラントは、付け忘れや誤嚥等の心配がなく、普通の歯と同様にケアできるというメリットがあります。
【インプラント治療が受けられないケース】
・1型糖尿病、リウマチ、膠原病、血液疾患等の方等は医学的な理由でインプラント治療が受けられません。
・重度の骨粗鬆症になると、歯槽骨がもろくなり、手術が難しくなります。
・顎の骨が少ない方や、重度の歯周病の方は事前の治療が必要です。
将来に備えて、顎の骨が丈夫な70歳くらいまでに手術を行うことをおすすめしますが、70歳・80歳を過ぎてもインプラント手術が可能な場合もあります。
インプラントで当院が選ばれる理由
豊富な実績と、世界レベルのインプラント学会指導医という技術力を持ち、さらに日本大学 松戸歯学部の臨床教授として歯科医師を育成している当院院長ならではの高度なインプラント治療をご提供しています。
60歳以上の方のインプラント手術も数多くの実績があります。
「他院で断られた」「全身疾患があり不安」という方も、ぜひご相談ください。
特定非営利活動法人歯科医療情報推進機構「Institute of Dental Informations(以下IDI)」が「環境」「技術」「運用」の観点から総合的に評価し、安全性において基準を満たしている歯科医療機関に付与するインプラントセーフティーマーク(ISM)を取得
§1.
短時間のインプラント手術
当院では、歯科衛生士・歯科技工士ともにインプラント治療に精通しており、「インプラント専門歯科衛生士」および「インプラント専門歯科技工士」の認定を受けております。
手術前の精確性の高い診断と、エキスパートのチーム医療による適切な処置により、フラップレス手術であれば、平均10分程度の時間で手術を完了。痛みや腫れの少ない低侵襲治療を可能にしています。
§4.
骨を増やす治療
インプラントを支える顎の骨の量や質は年齢とともに減少する傾向がありますが、当院では「顎の骨が少ない」「薄い」と言われるような難症例の方のインプラント手術も実績豊富です。
骨造成法・サイナスリフト・ソケットリフト等の方式が可能です。
§2.
ガイデッドサージェリー
歯科用CT・3Dシュミレーションソフトによりインプラント埋入用のガイドを作成し、周囲の神経や血管を損傷することなく、安全にインプラントを埋め込みます。
歯肉を切開するのではなく(フラップレス)、小さな穴をあけるだけでよいので、出血や痛み、腫れがほとんどなく、感染のリスクも低くなります。
§5.
即時荷重
条件が適合すれば、最初の手術後に義歯や仮歯を装着する「即時荷重」の手法で治療可能です。基本的に、インプラント治療では手術を複数回に分け、数ヵ月かけて段階的に治療を進めるため、歯がなくて不便な状態が長く続くことが多いのですが、即時荷重ではその日から噛んで食事ができるという利点があります。
§3.
静脈内鎮静法
静脈内鎮静法とは、歯科麻酔科医が血圧や呼吸を監視しながら静脈に鎮静薬を入れる麻酔方法のことをいいます。
歯科医師が手術に集中する一方、歯科麻酔科医が全身状態を常に管理し、どんな状況でも迅速かつ適切に対応することができます。
そのため、高血圧や心疾患などの全身疾患をお持ちの方でも、安心して手術を受けていただけます。
インプラント手術後のアフターフォロー
第二の永久歯と呼ばれるインプラントですが、埋入後は、長期にわたるメンテナンスが必要です。
適切なメンテナンスを行わないと、歯肉が炎症を起こすインプラント歯周炎などの危険性が高まり、悪化すれば治療した歯も使えなくなる恐れがあるためです。
一定の間隔で通院していただき、レントゲン検査・噛み合わせや口腔内の状態のチェックを行い、歯科衛生士によるクリーニング・ブラッシング指導を受けていただきます。
当院は開院後すぐにインプラント治療に取り組んだため、約30年前に治療した患者さんのメンテナンスも継続しています。
治療後の経過も経験的に理解していますので、新たに治療を始める患者さんにも長期的なアドバイスが可能です。
「入れ歯からインプラントにしたい」「年齢的に可能なのか?」等迷っていらっしゃる方は、ぜひ当院へご相談ください。
[自由診療]料金・治療期間回数・副作用
歯の抜けた部分に人工歯根部として人体との親和性に優れた金属(チタン)を埋め込みセラミックなどで作られた歯冠を取り付けた治療法です。
見た目の審美性にも優れまるで本物の歯のような光沢を持ち、食べ物を噛んだ感触もしっかりと顎に伝わるため歯茎が痩せてしまうことなくまるで自分の歯が蘇ったかのような感覚が得られます。また、使われている金属(チタン)は金属アレルギー反応を起こさないので安心して埋め込むことができます。埋入後もしっかり手入れを怠らなければ半永久的にご利用いただけるので「第二の永久歯」と呼ばれています。
治療期間・回数
3ヶ月~6ヶ月・2回~5回
リスク・副作用
・術後、数日、痛みや腫れが出ることがあります。・歯磨きが不十分であったりメンテナンスを怠ると炎症やインプラントの動揺などがおこる原因となります。その為、治療終了後も1年に2~3回定期検診にいらして頂いております。
インプラント
前歯(プロセラ)
1本
495,000円
臼歯
1本
440,000円
ポンティック
1本
99,000円
インプラントオーバーデンチャー(ロケーター)
インプラント
1本
275,000円
ロケーター装置
1本
66,000円
オーバーデンチャー
片側
333,000円
歯や歯の根っこを支えにして、入れ歯を顎の骨に固定する治療法です。
骨造成
骨造成
欠損の度合いによる
33,000円~165,000円
ソケットリフト
片側
88,000円
サイナスリフト
片側
275,000円
痩せてしまった顎の骨や歯周組織を増大させる手術です。
GBR(骨再生誘導法):人工骨等を使った再生治療
サイナスリフト:小鼻の脇にある上顎洞の底部に骨補填材を埋入して骨を再生する治療
ソケットリフト:口腔内から上顎洞底部を持ち上げて隙間を作り骨を再生する治療
治療期間・回数
リスク・副作用
術後1週間程、腫れや痛みを伴う場合があります。
ガイデッドサージェリー
ノーベルガイド
片顎
220,000円
ガイデッドサージェリーでは、手術用テンプレートを使うことで、事前の治療計画通りの位置と角度で、周囲の神経や血管を損傷することなく、安全にインプラントを埋め込むことができます。
また、歯肉を切開するのではなく(フラップレス)、手術用テンプレートを使って小さな穴をあけるだけでよいので、出血や痛み、腫れがほとんどなく、感染のリスクも低くなります。術後の回復が早いため、手術後の状態によっては手術当日に仮歯を装着できる場合もあります。(即時荷重)
インプラントを的確に埋め込むことで人工歯との噛み合わせも適切な状態にできるので、治療後もより良い状態を保つことができます。
治療期間・回数
2ヶ月~3ヶ月・2回~5回
リスク・副作用
下顎管(神経・血管)の損傷による神経麻痺・出血
静脈内鎮静法
静脈内鎮静法
1回
209,000円
静脈内鎮静法とは、歯科麻酔科医が血圧や呼吸を監視しながら静脈に鎮静薬を入れる麻酔方法のことをいいます。静脈内鎮静法は意識がなくなるわけではないため、自発呼吸が可能です。
リスク・副作用
・アレルギーがある場合には適用できません。
・嘔吐する危険性があります。
・呼吸・血圧等、循環系に変動をきたすことがあります。
2~3ヶ月程度・2回~5回